先端IT関連優良企業7社が、優勝の栄冠を目指す第31回1P1軟式野球リーグ大会2日目が6月17日(土)にさいたま市の大宮けんぽグラウンドで行われた。

　勝利したのはJBS、SRA、ESCOの各チーム。抜群の安定感を誇る投手陣を擁するESCOは初戦に続いての2連勝で単独首位に躍り出た。

　また、昨年最多勝&最多奪三振のタイトルを獲ったSRA丸岡は今年も健在。キレのある変化球で今季もタイトル候補の1人であることに間違いはない。

　TDIは破れたものの、本塁打を放った小川泰を含め3人がマルチ安打の活躍をみせるなど、打線の好調ぶりが目立つ。

　好投手を相手取ったIKI,SCSKは翌週以降打線の爆発に期待したい。

　また、交流戦ではAASがセールスフォースジャパンと対決。互いに打線が持ち味のチームの対決は迫力のある打ち合いになったが、セールスフォースジャパンがAASを見事撃破した。

TDI 5-9 JBS　5年振り登板の間中が力投したJBS！　鳴海の本塁打などで今季リーグ戦初勝利！

　初戦が交流戦のため、公式戦初陣となったJBS。2回には、鳴海の本塁打を含む打者一巡の猛攻で一挙7点を奪い試合を優位に展開、先発間中投手を援護。しかし、TDIも4回に小清水と瀧田のタイムリーで2点を返すと、5回には飯山のタイムリー3ベースが飛び出すなど、じわじわと点差を縮めていく。


　最終回にも小川泰の本塁打が放つなど逆転ムードも見られたが惜しくも追いつけず。5-9でJBSが今季初勝利を挙げた。

SRA　6-3　SCSK　昨季タイトル投手SRA丸岡が10奪三振の好投で勝利

　試合が動いたのは2回、SRAは橋本と丸岡が四球で出塁すると2アウトから並木がタイムリーを放ち2点を先制すると、3回にも溝邊のタイムリーなどで3点を追加して序盤でリードを奪う。


　SCSKは、昨季最多勝&最多奪三振のタイトルを獲得したリーグ屈指の好投手SRA先発・丸岡の前になかなか打線が繋がらないものの、少ない出塁機会を確実に点に結びつける堅実な野球で2回、3回、5回に1点ずつを返すも追いつけず。6-3でSRAが今季初勝利となった。

IKI 0-10 ESCO　9安打10得点の快勝！　ESCOが2連勝で単独首位

　3回までスコアボードに0が並ぶ投手戦が繰り広げられたこの試合だが、4回に試合が大きく動く。ESCOは樽見が死球、根本も安打を放ちチャンスメイクすると、4番の小堀がタイムリー2ベースを放ち先制。その後も打線が繋がり、この回だけで9点を奪う猛攻をみせる。


　なんとか追いつきたいIKIだが、ESCO先発・伊藤の前にわずか1安打と打線がふるわず。0-10でESCOが開幕2連勝を飾った。

【交流戦】セールスフォース 16-4 AAS　AAS山本勇が2安打放つも敗戦。セールスフォースが16得点を奪う快勝

　初戦を見事勝利した新規参戦のAASが、強豪セールスフォースとの交流戦に挑んだ。試合が動いたのは2回。セールスフォースは松下のヒットを皮切りに5安打の固め打ちで4点を先制する。3回にも松下のヒットに四死球とエラーが重なり5点を奪うなどAASを大きく突き放す。セールスフォース先発・寺田の前に1得点と振るわなかったAASだが、最終回に2番手の香月から田部がタイムリーを放つなど3点を返し一矢報いる形となった。


【第31回 IPI軟式野球リーグ参加企業】
アイエックス・ナレッジ株式会社(IKI)
ウチダエスコ株式会社(ESCO)
株式会社エイエイエス(AAS)
株式会社SRA(SRA)
SCSK株式会社(SCSK)
情報技術開発株式会社(TDI)
日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)

第31回 IPI軟式野球リーグ
●主催:IT SPORTS連盟
●後援:(株)ベースボール・マガジン社 週刊ベースボール/(一社)日本コンピュータシステム販売店協会(JCSSA)
●協賛:協同乳業(株)/キリンビバレッジ(株)/ゼビオ(株)・(株)ヴィクトリア/フクダ電子(株)/ミズノ(株)
●協力:横浜スタジアム/大宮けんぽグラウンド/ナガセケンコー(株)

【IPI軟式野球リーグとは】
1991年に設立されたIT企業対抗軟式野球リーグ。野球を通じたIT企業同士の連携、社員の活性化、業界自体の認知度向上などを目的とする。今年で31回目を迎えている。

【今節の詳細はこちら】
IPI軟式野球リーグ公式HP
http://www.itsportsleague.jp/baseball/

文=山下貴將　写真=BBM